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ついに脱走

77歳の喜寿をきっかけに、今後は「書けない」を合言葉に、物を書くのを一切やめようと思いました。ちょうど、そのような時に合わせたように、屋上の給水タンク辺りから、凄い騒音が聞こえて眠れないという人が現れたのです。「そりゃタンクの真下に住めば、音はうるさわな」非人情な私はそう思っていましたが、ある日、彼女がこういったのを聞き、「おや」と思いました。うるさいだけじゃなくベッドが揺れて眠れないというのです。化学物質過敏症のため、他の不思議な病気に関心のあった私は、すぐ思いました。低周波音障害じゃないのか。

低周波音というのは、普通の人間には聞こえないはずの音です。あまりに低すぎて耳には聞こえないけど、音に含まれる振動だけが、特殊な人には感じ取れてしまう。そして、その振動は壁を這い、床を這い、ベッドの足からマットレスに這い上がり、眠っている人を揺すり続けるのです。そして、頭痛、吐き気、胸痛など耐えられない苦しみを与えます。地獄です。
その地獄に、私もたちまち引き込まれていきました。苦しい苦しい、眠れない眠れない。眠っても眠りが浅いためでしょう。恐ろしい夢を一晩中見続けるのです。こうなってくると化学物質過敏症が可愛く見えるほどでした。過敏症にはマスクがある。特殊な空気清浄機もある。でも、低周波音には対策が全くありません。遮音するとかえって悪くなる類のものなのです。震源と思われるタンクは取り外すことはできません。いくら訴えても聞こえないものは誰にも聞こえない。ベッドが揺れる? ポルターガイストじゃあるまいし、あの人達、変なんだよ。

ついに「死に場所」だったはずの所から「生きる場所」に……というのも変だから、「少しでも安心して眠れる場所を求めて」、遠い海辺のホームに移りました。 この4月のことです。
松の緑に囲まれた静かな天国のようなホーム。昨日は鶯が啼いていました。広い庭園は野草が美しい花を咲かせています。とうとう安住の地を見つけたのだろうか。

さあ? ついこの前、市のお触れが出て海岸沿いの防砂林(我が家の真ん前もそうです)に殺虫剤を散布すると言ってきました。窓を開けるな、洗濯物を出すな、小鳥や金魚を出すな(犬や猫をさし置いて「金魚」ってのはどんなもんでしょう。私は、金魚は滅多に外へは出しませんけど)――――私も出すな。でも、私は出ました。遠くへ遠くへ。その影響は一週間たった今も残っています。低周波音サマも時々現れます。

それでも生活は随分楽になりました。引っ越し騒ぎの大騒動もほとんど一人で切り抜け、まだ体力もありそうですし。かと言って、100歳以上生きたら困りますね。ほら、予算ってものがありますから。でも心配ないでしょう。抗がん剤は勿論、軽い抗生物質でさえ飲むと副作用が出る人ですから、一度病気になったら、終点は近い。今度こそ、ここが終の棲家になることを祈っています。

長い間、読んでくださった方々にお礼を申し上げます。ありがとうございました。もし、元気がもっと出たら、別のブログでお目にかかりましょう。 まだ書けます!
       もういいって?   
053984.jpg  まあまあ、そう言わず。                                                                         

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Author:borobear
父が婚約者の母に贈ったイギリス製の熊。昔はピカピカに可愛く輝いていたのに、今や薄汚れてボロ熊に。私も老人ホームで薄汚れ。同じボロなら居直って、なりふり構わず踊らにゃそんそんという具合に、仲良く生きています。

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