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その後

最終回と位置付けたブログを書いてから、2カ月が経ちました。もうホームのことは書くまいと思っていたのですが、住み続けている以上、ここでコトは起こるわけです。
ここ数日の間にもありました。近況をかねて書いちゃいましょう。

①ついに私も「大変な人」?
あれからずっと内部、近辺の工事に囲まれて、四面楚歌の状態は続きました。ホーム内の空気はいよいよ悪く、もう食堂へも行けません。朝食は自分の部屋へ運び、吐き気をこらえて口へ運び、飲み込みました。その上、あの暑さです。一日ベッドでダラッと過ごす日々が続きました。毎日毎日、身体が死んでいくような気がしました。そのうち、頭がボーッとして、勘違いや物忘れが多くなってきました。脳も死んでいく! 恐怖でした。

つい3日前のことです。近くまで買い物に行き、帰ってきたら下駄箱に入れたはずの上履きがないのです。どこか間違った場所に入れたに違いない。誰かが間違えて履いたということはないだろう。なぜって私の上履きはギンギンの飾りのついたゴム草履だから。必死で探しました。こんな姿を人に見られたくないと思いつつ。どこにもありませんでした。

仕方なく裸足のままロビーの床に上がり、エレベーターに向かいました。急いで外出する時など時々その格好で走ったりするので、何の抵抗も感じません。ところがエレベーターから目の前に現れたのは、懐かしい食卓の友達でした。
「あら、しばらく」と私。
彼女の目は裸足に吸いつけられていました。
「どうしたの。その足!」
「それがさ、私ボケちゃったみたい。上履きがどこにもないのよ」
「そんな恰好してぇ。バカになっちゃったのかと思うじゃない」
「バカなのは下駄箱に入れたはずの上履きがないからよ。裸足はフツーなの」
「スリッパ履けばいいじゃない。ああ、びっくりした。もうやだぁ、あんたって」
私もびっくりしました。彼女は涙声になっているのです。
「裸足で歩くなんて」
「私、部屋では大抵裸足よ。5階の廊下も歩く。冷たくて気持ちいいわよ」
「汚いじゃない」
「私の部屋の方がよっぽど汚いんだけどね」
私に反省の色がないので気を悪くしたらしく、「びっくりした。びっくりした」と言いながら彼女は行ってしまいました。
私のことを心配してくれたのだと感謝はしましたが-----裸足ってそんなに変なことでしょうか。確かにロビーを歩くのに相応しくないとは思いますが、全否定されるほど悪いとはいうのは変だ。変じゃない? 変なのは私?

上履きは、探し損ねた場所があるの気づいて行ってみたら、ありました。ぐるっと下駄箱に囲まれた中央にソファ状の椅子があるのです。その下の奥深くにありました。つまり、私は脱いだ上履きを床に残したまま出掛けてしまい、後から来た人がそれを椅子の下に収納しておいてくれたのです。やっぱりボケたのかなぁ。

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Author:borobear
父が婚約者の母に贈ったイギリス製の熊。昔はピカピカに可愛く輝いていたのに、今や薄汚れてボロ熊に。私も老人ホームで薄汚れ。同じボロなら居直って、なりふり構わず踊らにゃそんそんという具合に、仲良く生きています。

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