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終末医療について

あまりにも難しい問題なので、本当は触れないのが無難です。ですが、私個人としても頭の半分ぐらいは、このことで占められており、多くの老人も頭の半分、あるいは頭全部で考えていることなので、全然触れないで逃げる訳にはいきません。

そこで、私たちが繰り返し発する言葉を、「お医者さん」に聞いていただくために、列挙します。お医者さんが1人もブログを読んでいない場合は、得票ゼロの選挙演説者になりますが、書いただけでも少しは気が晴れます。
「早く死にたいねぇ」
「あたしは、絶対胃ろうなんか断るから」
「そんなの勝手にやっちゃうってよ」
「私ら『生かされちゃう』んだよ。いくら死にたいといっても」
「私らには『死ぬ権利』ってないの? あるんでしょ? それをどうして勝手に治療するんだよ。もういいって言ってんだよ」
「医者は神様のつもりか! 人の命を勝手にいじくりまわして!」
「長生きさせた方が、儲かるからじゃないの?」

ここにある言葉は、すべて私のホームで、私の耳で、聞いた言葉です。このすべてに私は同意します。お医者さんは怒り心頭に発するでしょうが、これが現実の声なのです。よく「医者は人の命を救うのが仕事だから」という言葉を聞きます。それは正しい。でも、正しくない場合もあるということを知って下さい。
それは、患者の意思がそれを拒否している場合です。患者には身体の他に精神もあるんだということを思って下さい。身体が生きても、精神が死んでいては生きていることにはなりません。

医者は神様? 医者だって、元をただせば患者相手の商売人なんじゃないですか?
少なくとも彼らの雇い主、大病院の経営者はそれを知っています。その証拠に、いつの間にか患者に「さま」をつけるようになりました。でも、いざ患者と向き合うと、立場は逆転し「さま」は医者の方に付きます。
「私は歳だから、もうそんな手術をしないでください」と泣きべそで頼む人に、「患者は黙ってる!」と怒鳴った医師がいたそうです。看護師は勿論「先生さま」の言うがままですから、「ほら、先生はあなたのことを一生懸命考えて下さってるのよ」などと言います。四面楚歌で、老人は手術をすることになるのです。無理やり「生かされて」しまうのです。

ちょっとたくさん勉強したからといって、ちょっと難しい試験に通ったからといって、(『ちょっと』じゃない。『も~の凄く』なんだと言っても事情は変わりません)「患者」の命の長さを勝手に決めていいという権利はない! 「患者さま」が手術をしたくないと言ったら、手術をしないために起こる(命の)危険を説明した上で、やめるべきなのです。依頼された「仕事」は「キャンセルされた」のですから。

患者の「心」に沿った治療をするのが、本来のあるべき医者の姿だと思います。
今の日本では、医者が心の中では「そうしたい」と思っても、世間がそれを認めない風潮があります。医者はそのジレンマに苦しみながら、我が身の保身を含めて「より安全な」道を選んでいる人も多いような気もするのです。医者だけを責めても駄目なのです。世の中が変わらなければ。患者の苦しみを見かねて酸素マスクをはずした医師を「人殺し」扱いにする世の中では、医者もビビって何もできません。

自分の意思に背く治療、延命治療を確実に防ぐ方法は、まだありません。私の頼みの綱は「尊厳死協会」ですが、まだ法制化されていないので、言われているほどの効力はないようです。「自分は延命治療を望まない」というきちんとした書類を、できれば健康なうちに書いておくのがせめてもの対策かもしれません。

命があるだけいいじゃないか、俺たちは一日でも長く生きたいんだという老人もいるでしょう。延命治療はそういう人のために使うものです。
自分の命の行方を自分で選べる時が、一日も早く来ることを願っています。



19. 砕ける 
私は荒れた海が好き
波は押し寄せ、岩に当って砕ける
細かい霧となって飛び散る
その潔い姿が好き

    

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Author:borobear
父が婚約者の母に贈ったイギリス製の熊。昔はピカピカに可愛く輝いていたのに、今や薄汚れてボロ熊に。私も老人ホームで薄汚れ。同じボロなら居直って、なりふり構わず踊らにゃそんそんという具合に、仲良く生きています。

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