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営業マンの手=腕 1

老人ホームを探す上で、最初に「資料を読み、『重要事項説明書』を検討する」というのは当たり前のことですから、ここでは省きます。
すると最初に来るのが言わずと知れた「ハエ取り紙」のことです。何しろ、彼らは最初から入居まで、長~い付き合いになるわけですから。そして、入ってくるホームに関する情報は彼の口から以外、ほとんどありません。一口で言ってしまえば、彼らの言葉すべてが「手」の塊りなのです。

ご存じのように、彼らにとっては客は飯の種です。脈ありと見れば、食らいついて離しません。どうやって? 客の要求をギリギリまで呑む(呑んだふりをする)のです。私の場合は化学物質過敏症ということで、要求も他の人とは変わったものが大半でした。
「部屋にいられない時はソファで横になってもいいですか」「はい」。
「工事がある時は早めに知らせて下さい。防衛の準備をしますから」「はい」
しかし、彼の「はい」はことごとく実現されませんでした。ソファに横になれば、ホーム長に「禁止」と言われ、他の場所を探しても全部鍵がかかっていて、あると思っていた(思わされていた)逃げ場所がありません。時には、真夜中に外へ出て、玄関先のポーチで地べたに横になりました。涙が出ました。彼が言った「はい」は、「ハエ」の聞き間違いだったんじゃないかしら。

皆さんは営業マンは、ホームの人だと思っていませんか。実は運営会社の営業部から来ている人です。これは他のホームもほとんどそうです。彼の役目はハエを取ることだけ。ホームという虫かごに入れれば、そこで仕事はお終い。後はホームの責任だから知~らない、っと!

私の過敏症についてはホームに過少報告をしていた節があります。多分、臭いに敏感な神経症だとでも言ったのではないでしょうか。2年も付き合い、その発症時の苦しさを何度も説明したのにもかかわらず、その一番大事なことは言わなかった。 ホームに却下されたら客を1人逃がすから。業績を上げるためにはホームにも、客にも嘘をつく(言うべきことを言わないで隠すのも嘘に入れます)、これが最悪の「ハエ取り紙」の手でした。聞けば、彼は成績トップの営業マンだったとか。私にとっての最悪は、会社にとっては最良だったのです。ヤレヤレ。

今日も「ハエ取り紙」が、入居希望者の頭の上でぶんぶん回わっていることでしょう。どうか、「ハエ」を「はい」と聞き間違えたりしませんように。 あ、もしかすると回っているのは虫取り網に変わっているかもしれませんよ。今は進歩の時代ですからねぇ。


虫とり 

何? それはハエじゃなくて蝉だって?
上等じゃねぇか。蝉の方がデケェんだよ。
次はコガネムシといきてぇもんだぜ。
コガネムシは金持ちだ~♪

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borobear

Author:borobear
父が婚約者の母に贈ったイギリス製の熊。昔はピカピカに可愛く輝いていたのに、今や薄汚れてボロ熊に。私も老人ホームで薄汚れ。同じボロなら居直って、なりふり構わず踊らにゃそんそんという具合に、仲良く生きています。

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